富山県総合デザインセンター

「デザインをもっと、富山の力に」

モノや情報が市場にあふれ、人々の価値観が多様化する昨今、商品開発等にうまくデザインを活用して、
地域、企業、商品の魅力をいかに伝えるかが重要になっています。
デザインセンターでは、デザイナーや企業の皆さまとともにデザインで富山を元気にする様々な活動を行っています。

富山県総合デザインセンターの強み

  • 魅力ある商品開発の支援

    新商品開発、パッケージ、ロゴマーク、パンフレットなど、デザインに関する幅広いご相談を受けます。デザイナーとの連携、企業との共同開発、デザインコンペの開催等に取り組み、各種デザイン開発設備を活用して県内企業の商品開発をサポートしています。

  • 異分野交流による
    イノベーション開発

    時代とともに変化する多様なものづくりに対応するため、デザインを切り口とした「イノベーション型ものづくり産業」の創出をめざしています。第一線で活躍する専門家を講師に迎え、定期的なセミナー・研究会を開催し、デザイン知識の醸成や情報交流を進めています。また、県内企業とデザイン系大学による産学官連携のワークショップを開催し、県内企業のデザイン人材の確保をサポートする事業も実施しています。

  • 多彩な富山デザインの発信

    優れた富山のデザインを発信するため、富山プロダクツ選定事業を実施。その他、高岡オフィスパーク内の産業観光化に取り組むとともに、国内外の展示会の開催をはじめ、県内企業の海外出展支援なども行っています。また、異能の人々が交流し、情報の収集、発信を行うクリエイティブサロンでは、デザイン書籍も自由に閲覧いただけます。

デザインウエーブ開催委員会(事務局:富山県総合デザインセンター)では、1994年に商品化を目的とした「富山デザインコンペティション」を国内で初めて創設。これまでの長期的な取り組みにより、今では、若手デザイナーの登竜門と位置づけられています。
これまで、全国から延べ8,000人のデザイナーが応募し、35点以上の商品化に至っています。コンペを通じた商品開発により、デザインセンターとデザイナー、企業の良好な関係を築きながら、富山のものづくりの可能性を広げています。
コンペの他にも「デザイン」と「企業」と「人」を結ぶ多彩な活動を行っており、2009年には、「グッドデザイン賞」を受賞するなど、全国的に高い評価を得ています。

主な施設・設備

クリエイティブ・デザイン・ハブ

2017年、県内ものづくり産業と多彩なスペシャリストが集い、共に考え、実証する新たな拠点として、「クリエイティブ・デザイン・ハブ」がオープン。
様々な人々との交流から生まれる思考の大ジャンプにより、富山から創造・発信される「イノベーション型ものづくり産業」の創出をめざしています。

クリエイティブサロン

デザインセンターに集うメンバーと自由に交流できるスペース。セミナー、会議などにも使用でき、創造力を高められる環境を整えている。

デザインオフィス

共同開発やプロジェクトを遂行するために、企業が入居できるオフィス。デザインセンターのメンバーのサポートなどより、新たなデザインが開発できる。

3Dプリンター
3次元テクスチャー
モデリングマシン

富山県総合デザインセンター内
設備利用ガイドPDF

業務内容

  • デザイン相談・デザイナーの紹介

    企業が抱える課題について随時相談を受け、アドバイスをしています。必要に応じてデザイナーを紹介し、企業の新商品開発やデザイン導入をサポートします。
    ※ 富山地区、新川地区でもデザイン相談日あり

  • デザイン開発設備を活用した商品開発

    県内企業の商品開発に欠かせないデザイン開発設備を使ったモックアップ(デザインモデル)試作を支援しています。3次元CADや3Dスキャナー、3Dプリンター、デジタル撮影スタジオなどの設備を低料金でご利用いただけます。

  • 企業と共同での商品開発

    デザインセンター研究員の研究テーマと合致する場合は、企業との共同研究の中でデザイン開発を行います。

  • 最新デザイン情報の提供

    著名なデザイナーや建築家、時代のニーズを捉えた異分野の専門家などを招聘したセミナーや研究会を開催し、最新デザイン情報を提供しています。

  • 富山デザインウエーブ

    「富山から世界に発信するデザインムーブメント」として1990年(平成2年)にスタートしたプロジェクトです。毎年行われる富山デザインコンペティションを中心に、ワークショップ、デザインセミナー、展示会など、多彩なイベントを実施しています。

  • デザインの富山に集う「とやまD’DAYS」

    「とやまD‘DAYS」は、デザインに関わる人や企業に、業種や立場を超えて様々な人々が集う交流イベント。富山のものづくりの歴史によって集積された「技術」「知恵」「素材」「風土」を”次世代産業を創造するDNA”と捉え、未来に向けたイノベーション、富山のデザインを再考します。

  • 若手デザイン人材へ「ものづくり富山」をアピール

    本県へのデザイン人材の確保を目的に、県内外のデザイン系大学の教員とネットワークを構築、地域や企業と学生をマッチングさせたデザインワークショップを開催。「ものづくり富山」をアピールしています。2017年は、県内企業ツアーや東京での成果発表等を行い、富山県のものづくりの有効性を広く知っていただきました。

  • 「富山プロダクツ」を選定

    富山県内で企画、製造される性能、品質及びデザイン性に優れた工業製品を富山プロダクツ商品として選定しています。これまで約280点の商品が選定されており、これらの商品情報を富山ブランドとして、国内外に発信し、企業の販路開拓を支援しています。

  • 官主導型デザインプロジェクトの創出

    デザイン視点から、富山の良質な「食」「越中富山幸のこわけ」、富山の「技」の「越中富山 技のこわけ」をブランド開発。当センターが企画したプロジェクトが、県内企業の協力を受け、富山の新たなお土産ブランドとして商品化、県内外の店舗、イベントで販売されています。デザインセンターでは、両ブランドへの新商品の投入に加え、今後、新たなプロジェクトづくりにも挑戦していきたいと考えています。

未来産業に向けた取組み

近年、地域や企業をはじめ様々な分野において、デザイン的な発想や着眼点を活かした商品開発が求められています。特に企業経営においては、開発のみならずブランディングによる企業価値アップなど、デザインが欠かせません。デザインセンターでは、県内企業のさらなる発展と次世代型産業の創出を目的に整備した「クリエイティブ・デザイン・ハブ」を皆様に活用いただき、富山県のものづくり産業が未来に飛躍するため「イノベーション型ものづくり産業」の創出を支援していきたいと考えています。

  • 富山県総合デザインセンター
    〒939-1119 
    富山県高岡市オフィスパーク5番地
    TEL:0766-62-0510
    FAX:0766-63-6830